JavaScriptで文字列の操作を行う際、特定のケース(大文字・小文字)に文字列を変換したい場面は非常に多いです。
そんなときに役立つのが、toLowerCase()メソッドとtoUpperCase()メソッドです。
toLowerCase()小文字に変換したいとき
toLowerCase()メソッドは、指定された文字列内の全ての文字を小文字に変換します。
let string = "HELLO WORLD";
let lowerCaseString = string.toLowerCase();
console.log(lowerCaseString); // "hello world
toUpperCase()大文字に変換したいとき
toUpperCase()メソッドは、指定された文字列内の全ての文字を大文字に変換します。
let string = "hello world";
let upperCaseString = string.toUpperCase();
console.log(upperCaseString); // "HELLO WORLD"
こんなシーンで使用する
- フォーム入力の正規化: ユーザーからの入力を比較や検索する前に、一貫したケースに変換することで、予期せぬケースの違いによるエラーを防ぐことができます。
- データベースの検索: データベースにクエリを投げる前に、クエリ文字列のケースを変更することで、ケースを区別しない検索を簡単に行うことができます。
まとめ
toLowerCase()とtoUpperCase()メソッドは、文字列のケース変換を簡単に行うための強力なツールです。これにより、データの正規化や比較、検索など、多くの操作が容易になります。