コードをきれいに保つためには整形ツールが非常に有用です。その中でもPrettierは広く使われているツールの一つですが、全てのファイルを対象にしたくない場合もありますよね。
本記事では、VSCodeでPrettierの対象から一部のファイルを除外する方法について説明します。
プロジェクトのルートディレクトリに.prettierignore ファイルを作成
Prettierを適用したくないファイルやディレクトリがある場合、.prettierignore ファイルを使用してそれらを特定して除外します。
このファイルをプロジェクトのルートディレクトリ(つまりプロジェクト全体の最上位ディレクトリ。通常だとpublic_html)に作成し、その中にPrettierの対象から除外したいファイルやディレクトリのパスを記述します。
例えば、dist ディレクトリや script.js という特定のJavaScriptファイルをPrettierの対象から除外したいとします。その場合、以下のように .prettierignore ファイルを作成します:
dist/
script.js
上記の設定により、dist ディレクトリ内の全てのファイルと script.js はPrettierの対象から除外されます。
特定の拡張子のファイルを全て除外したい場合
Prettierの対象から除外したいファイルが特定の拡張子を持つ全てのファイルの場合は以下のように書きます。
*.css
この設定で全ての .css ファイルがPrettierの対象から除外されます。