今日は貯蓄型保険を解約すべき理由をタラタラタラタラ語ってみまする。
前提としてね、保険は“自分のお金ではまかなえないこと”に使うためのもの。
保険の最も大切な役割は「少額のお金(保険料)で何かあった時に多額のお金(保険金)を得られる」ことです。
一人ひとりが出すお金は少額でも、それらがまとまると大きな金額になって、
滅多に起きない不慮の出来事に遭遇した時に大きなお金を受け取れる。
それが本来の保険の姿。
前提として、保険は「少額」であるべきですよ。
保険に入る目的見失ってない?
それを踏まえた上で、貯蓄型保険に入ってるあなた、そうそこのあなたです。
たぶん目的を見失ってます。
保険に入る目的って、万が一の大きなリスクに備えるためです。
なんで保険でお金を増やそうと思っちゃってるの?
貯蓄型の保険てのは「掛け捨て保険+超高額手数料投資商品」のセット商品なわけです。
投資をしたいなら、自分で投資商品を買えばえーわけです。
貯蓄型保険に入ることによって保障を得たいの?お金を増やしたいの?どっち?
わざわざ保険会社を通じて、あんなめっっっちゃ高い手数料を払う必要ないのよ。
リスク管理と貯蓄は分けて考えてください。
一緒にしないの。お願いしますよ?
貯蓄したいなら貯金。
増やしたいなら投資。
リスクに備えたいなら保険。
解約すると解約した分だけ保証が落ちるけど、その分だけ掛け捨てに追加で入れば
毎月の支払い額が下がって、保証は同じ額をkeepできるはずなので。
「少額」であるべきはずなのに、なんなら人生の3大支出にはいっちゃってる
人生の3大支出は「家、車、保険」いわれてますね。
貯蓄型って高いよね。
平均給料が上がらない上がらないって言われてるのにみんな保険にめっちゃ入るよね。
ちなみに、家と車はかけるコスト落とすと生活レベル落ちるけど、保険は落としても生活なんも変わりません。
家賃安いとこに住む→古かったり利便性悪くなったり
車2台から1台にする→田舎だと普通に不便
保険解約→生活に影響なし
貯蓄型保険は高い上に解約しても生活に影響ないから、他のことに使えるお金が増えて生活の質がむしろ上がります。
リターンが低い。インフレ率(物価の上昇)考えるとマイナス。
貯蓄型の保険の内容は、「掛け捨て保険+余った部分で投資」してるだけで、
その余った部分で投資してる運用手数料、管理手数料が高い。
安全性を重視した運用を行うから、リスクの低い債券などに多く投資しがち
→結果的に手数料が高くてリターンが低い商品が完成する\(^o^)/
インフレ率に負けてる
満期を迎えた時にいくら増えてる?ってみたらわかるけど全然増えてないよね。
だいたい日本は毎年2%くらい物価が上がってるから、
年利2%以下の商品は投資としては事実上マイナス確定商品です
10年後に100万円が120万円以上になってる商品でようやくプラマイゼロってことね。
流動性が悪くて急な出費に対応できない
もし急な出費が必要になった時に、株の場合って売却していつでも現金化が可能です。
もちろんその時に相場が下がってれば投資した額よりマイナスになるけど、上がってれば投資した額より増えた現金が手に入るよね。
では…保険は…?笑
ご存知の通り途中で解約すると損が確定。
いやー心理的になんか解約しづらいよねー。
掛け捨ては結局捨ててるから損じゃんていう反論
保険の目的ってのは、何かあった時のための安心感を買うもの。
何事もなかった場合は「損」と考えるんじゃなくて、「保障」ていう安心を買ったと考えるべきもんだよー
そもそも「掛け捨ては損じゃん」ていう考えがもうね、
まんまと保険業界のマーケティングにのせられちゃってます。
「掛け捨て」ていう名前をつけていかにも「損」を感じさせるネーミング
全然貯まらないのに「貯蓄型」っていう名前をつけてお得感のあるネーミング
もう口を悪くして言う!貯蓄型に入ってるお前はカモられてる!
俺(私)は保険に入ってて良かっぜ!?っていう反論
「解約しろ解約しろ言うけどさー、私は保険を使ったし保険に入っててよかったもんねー、あっかんべー」
みたいな人もおるやろけど、そりゃあちょっとズレてます。
保険を使うかどうかは確率やから、ようはパチンコと一緒です。
みんなからお金を集めて低い確率で誰かがあたる。
パチンコでたまたま勝った人が、パチンコに通うべきって言ってるのと一緒。
低い確率であるうえに、日本は公的保険が充実してるから
公的保険+貯金で賄うってのが個人的には一番コスパえぇと思ってます。
ちなみに…
病気やケガの治療で働けなくなってしまった場合
→毎月お給料の約2/3を、1年6か月間を限度に受け取れる(傷病手当金)。
障害を背負ってしまった場合
→障害の等級に応じて、毎月まとまった額を受け取れる(障害年金) 。
病気で多額の治療費が必要になった場合
→だいたい10万円以上の支出になることない(高額療養費制度)。
公的保険でカバーできないレアケースだけ掛け捨てで保険に入っときましょ。
「生涯で2人に1人は癌になる」は半分嘘
「2人に1人は癌になる時代」とか言ってんのは本当やけど、半分嘘。
これ見てもらうと、癌になる確率が高いのは70歳以降の話。
0歳から69歳の間はTOTALでも約10%。
「生涯で」ていう言い方は確かに嘘ではないんやけど、正確には「70歳以降の老人は2人に1人が癌になる」が正しいんかなと。
ちなみに僕の子供は不運にも0.1%の確率で癌になってしまって、
毎月300万円以上の医療費がかかったけど高額医療費制度のおかげで実際の支出は毎月数万円程度だけでした。
低い確率な上に、それくらいの支出なら+貯金で十分対応できるから癌保険いらんなって確信した。
解約相談したら「払い済み」を提案される
保険の解約を申し入れたら、「支払いだけ止めて契約残しておきましょー」って提案されちゃうんよねー。
もうね、残念ながら貯蓄型は契約した時点で「損」が確定してるからとっとと解約して戻ってきたお金を他のちゃんと増える見込みのある投資商品にぶちこんだ方が効率えーですよ。
長いこと資金ロックを受けるのは機会損失です。
投資の世界で損を確定させることを「損切り」っていいます。
まとめ
保険業界ってのはセールスのプロ集団が集まってます。
まじでいろんな他の業界の「売れてる営業マン」だけをヘッドハンティングしてるからね。
「こういう言い回しをしたら保険に入りたくなる」とか、
お客さんから「こう言われたらこう切り返せ」っていうセールスの研修を日頃からめちゃめちゃ受けてるので。
貯蓄型保険、頑張って損切りしてみてください。笑