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水槽にバクチャーを設置したら維持費がハンパなくエコになった

2023年11月12日

Life

先日、池・川・海などの水質改善をしてるRBCコンサルタント株式会社のシャッチョさんと出会って「バクチャー」という商品を教えてもらいました。

水中いるバクテリアを活性化させて水をきれいにしてくれるもので、水槽にも使える商品があったので早速購入してみました。

我が家には90㎝の海水水槽があるのですが、最初「バクテリア活性」と聞いた時点でめちゃめちゃ興味がわいちゃいました。

なぜかって、水槽って生物濾過能力の高さが超重要なんです。

自然界の汚れた水は、石と土でゴミなどが物理濾過させれて、地中にいるバクテリアが浄化してキレイな飲める湧き水ができあがります。

水槽にも物理濾過と生物濾過があるんですが、それは自然界の環境を真似してつくってるわけです(ちなみに下水道も同じ仕組み)。

物理濾過:餌の食べ残しとか、糞を除去するもの
生物濾過:生体の糞や尿、餌の食べ残しからでるアンモニアなど有害物質を除去

地球様の偉大な大地の能力に比べて水槽内のちっちゃいフィルターと濾過なんてまじで雑魚なんですが、水槽やってる人たちは必死にここの能力アップに金をかけとるわけです笑

ということで早速紹介。

バクチャーとは

バクチャーとはなんぞやなんですが、原料は山の土から採取される多孔質火山礫と天然ミネラルで、焼いて叩いて細かく砕いて粉状にしたものらしいです。

微生物の分解作用を急速活性させる働きがあります。

バクチャー自体は微生物を含むものではなく、環境中の微生物活性化の触媒、起爆材のようなものらしいです。

事業の主な用途としては
・水質浄化
・土壌改善
・臭気対策
で、日本の川、池、海などをはじめベトナムなど海外の水にも散布してキレイにしている実績があるそうです(ベトナム政府から感謝状ももらったそうです)。

海水水槽にエコな理由

バクチャーを使用すると以下の3つが不要になります。

  1. 水換えがいらなくなるので、人工海水の使用量が減る
  2. カルキ抜きが不要になる
  3. 殺菌等などの機械も不要になる

人工海水の使用量が減る

今までは週1くらいで水換えを行なっていました。海水なのでどうしても塩を混ぜないといけないのですが、これが意外に高いの…。消耗品なので一番大きいの買ってますが10,000円オーバーです。

ただ、捨てる水がなく継ぎ足し継ぎ足しになると当然塩分濃度は保たれるので、塩が不要になりました。

導入した2023年の夏以降一回も塩足してません。

カルキ抜きなどが不要になる

これはちょっと水槽界隈からしたら信じられないことなんですけど、公式サイトに薬剤は絶対に使用しないでくださいと書いてあります。

以下引用です。

Q. バクチャーを使用するにあたっての注意点はありますか?
A. バクチャーを使用するにあたって大切なポイントがあります。
薬剤は絶対使用しない
バクチャーは微生物による水質浄化法です。
水質調整剤・カルキ抜き・除藻剤等を使用すると微生物が死滅し、効果が十分に発揮されない場合があります。
※薬剤以外にも殺菌灯の様に微生物に影響を与える機材などの使用も避けて下さい。

Q&Aよくある質問

水道には塩素が入ってるからカルキ抜きを入れることが一般的なのですが、入れないで書いてます。

実際我が家では1ヶ月くらい経ちますがカルキ抜きなしで水足ししつづけても元気に生きてます。

でも一気に水道水を入れるのは怖いので、2〜3日一回のペースで水位が下がった分だけコップなどで水槽にいれてます。

今までは水槽の1/4くらいの水量を交換してたから塩分と水温合わせる作業が超大変やったけど、バクチャーを採用してからは減った分を少量継ぎ足すだけなので塩もいらん、温度合わせもいらんまじ管理が楽になりました。

殺菌等などの機械も不要になる

さっきの引用にもありましたが微生物に影響を与える機材の殺菌灯は使うなと書いてあります。

そんなもんなくても微生物が活性化すればいいらしいです。

まじでエコだわ。

とはいえ、生体が死んでしまっても責任とれないので興味持った方は自己責任でちょっとづつその辺の環境変化させていってくださいませ。

バクチャーを水槽で使う際の注意事項をまとめた資料が公式サイトにありました。

水換えしないと硝酸塩が溜まる問題はあった

糞とか餌の食べ残しのアンモニアは分解されると最終的に硝酸塩になり、これも溜まりすぎると魚に有害といわれております(地中の自然界にもあるものなので、野菜とかにも入ってます)。

公式サイトによると、
「水質については硝酸塩が蓄積され硬水の部類に属します。※硝酸塩や硬水で悪影響が出る生体飼育は、水が汚れていませんが 2~3 か月で半分程度の水換えをお勧めします。」
とのことでした。

つまり完全水換えなしは難しいってことではありますね。

特にサンゴ類は硝酸塩が高いとすぐ死んでしまうので水換えやプロテインスキマーなどの硝酸塩対策は必要っぽいですね。

うちは魚だけなので数ヶ月に一度の水換えで済みそうです。

ちなみにバクチャー導入して半年以上経ちますが、上述したような水足しのみで生体は元気です!

おわりに

こちらの会社の社長杉山孔太さんは世界中の汚れた河川にバクチャーをまいて水をキレイにしたいっていう夢があるらしいです。

これまでの活動とかされてる事業のことなど、数時間お話を聞いて本当に感動しました。素敵な出会いに感謝です。

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Aji ろぐろぐみー筆者

GoogleAppsScriptを使った業務効率化が得意なWeb屋。
詳しいプロフィールはこのページで色々書いてます。Twitterもやってます。コメント頂けると陸に上がった魚のようにピチピチ喜びます!

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